8月のバラの手入れポイント

毎日が酷暑、もはや熱帯地方の気候ですよね。
冷涼な環境を好むバラは日中ぐったりしていますが、朝にはシャンとしてます。
暑さが特別 苦手なバラもあり、葉は巻き上がって茎は黒ずんできて、
息も絶え絶えの感じですが、秋になり涼しくなってくると息を吹き返すと思うので心配いりませんよ。
我が家のバラも葉が黄色くなり落ちたり元気がなくなったバラもあります。
バラは気温50度までは耐えるといいますが、
暑さに弱いバラはそれなりに対策が必要ですね。
耐暑性が強いのか弱いのかを見て対応してくださいね、
また、下旬には台風の襲来も心配の種ですね。
台風が発生するたびにその進路が気になります。

では、8月のバラ栽培のポイントです。

( 1 ) 咲きがら摘み
  フロリバンダ(F)は依然としてそこそこの花を咲かせ、
 ハイブリッドティー( HT)はます ます貧弱となります。
  夏に花を吹かせると株が疲れると言う人がいますが、
 一番花と比べると夏のか弱い花を見るに耐えれないもんですね。
  酷暑の中で一生懸命花を咲かせていると可哀そうに思うのは私だけでしょうかね〜。
  実際は咲かせてもあまり影響はないようです。
  夏の草花が咲いている中でポツポツ咲いて庭のいろどりに役に立っています。
   3 日に1度は 咲きがら摘みをしましょう。

( 2 ) シュートの処理
  シュートの発生はぐっと少なくなりますが、見つけたらピンチします。
  つるバラ、シュラブも7月に準じます 。

( 3 )病害虫の防除
  8月になると、うどんこ病は発生する温度を超えるので、徐々に鎮静化します。
  黒点病も高温に加え、雨もあまり降らなくなるので一段落してくると思います。
  ハダニは暑さと乾燥に強いので警成が必要ですが、
 ハダニが心配なければ、薬剤の定期散布はこの時期少し間隔を空けてもよいです。

( 4 )施肥
  夏の元肥がまだなら、上旬には済ませます。要領は7月と同じです。
  鉢植えには、これまで同様に置き肥と液肥を続けます。

( 5 )水やり
  庭植えのものには不要ですが、
 1週間から10日間ほど日照りが続くようなら午前中にたっぷり水やりをしてください。
  特に35度を超えて日照りが続くようなら、
 土の渇き具合を見て週2回くらいは水やりが必要になるかもです。
  回数は少なくてもやるときはかなり深い所へ浸透するよう、たっぷりやってください。
  また、植えたばかりの大苗や新苗はまだ根が十分に張っていないので、
 日照りが1週間続く場合は2~3日に1回はみずやりをしてくださいね。
  鉢植えは、夏の剪定までが.特に頑張って水やりをする時期です。
 うっかり水やりを忘れて枯死させないように注意しましょう。

( 6 ) 夏の剪定
  ブッシュ(ハイブリッドティ、フロリバンダ、ミニバラなど)は遅咲きのものから月末に始 めてもかまいません。
  早咲きのものは翌月(9月)上旬にします。
  6月に出た2番花の中ほど、新 しいシュートはピンチして分かれた枝の中ほどで切ります、
 いずれも葉を下から数えて(枝 分かれした部分の下は共有と数えて)7~8枚残すようにします。
  つるバラやシュラブは咲きがら摘み程度にとどめます。

( 7 )台風対策
  早めの雨台風は恵の雨になると思いますが、問題は風台風の襲来です。
  高い株や大きな株は支柱を立てて太目の縄で固定しましょう。
  鉢植えの場合は特に台風対策を忘れないようにしましょう。
  風当たりの弱い場所に移動させたり可能なら室内に避難させましょう。

( 8 )除草と清掃
  乾燥と高温が続くので除草も若干は楽になると思いますが、
 雑草は大きくならないうちに ホーで上を削るようにかけば、
 草は一日で乾燥してしまいます。
  株元の清掃は続けましょう。

 まだまだ暑さは続きます、くれぐれも熱中症には気をつけてくださいね。

 では、また(@^^)/~~~

〇バラ 育ててみたい1000種はこちら

〇おススメバラコレクションはこちら






バラの栽培方法(8月の管理)

摘らい、花がら切りと整枝(剪定)が必要

8月は連日、30度を越えて、

熱帯夜もも続くなど暑さがもっとも厳しい月です。

バラの適温は25度くらいなので、

バラにとっては一番過酷な気候ですが、

それでも、小さなつぼみを次から次につけてきますね。

さて、この時期は

このつぼみを全て摘み取って体力の充実をはかるか、

小さな花でも庭や鉢で花を楽しむのか

どちらでもよいのですが、

秋まで花を咲かせ続けるほうは、秋のいっせいの開花はなく

花自体も小さくなります。

それでは、8月のバラの管理です

(木バラ・苗木)
つぼみは全て取りましょう

成木と違うので、出てきたつぼみは全て摘み取りましょう

指先で小豆粒くらいの小さなつぼみだけを取り、

葉は全て残します。

〇水やり
 よく染みとおるまで、水を与えましょう。
 晴天が続けば毎日たっぷりと与えます。

〇薬剤散布
 たった一枚の葉も大切に
 ハダニや黒点病にやられると葉はポロポロと落ちてしまい
 株が元気がなくなります。
 しっかり薬をかけて予防しましょう
 薬は7月をご覧ください

〇肥料
 軽く一握りほどのフラワーメーカーなど配合肥料を
 株のまわりに円を描いてバラバラと与えます。





(木バラ・成木)

つぼみを摘み取れば株は充実します

今月は先に書いたように花を咲かせ続けても大丈夫です。

株の充実度を見ながら判断しましょうexclamation

〇花がら切り
 摘らいせずに開花させた場合、咲き終わったらいつまでも木に
 つけておかずなるべく早く切り取ってください。
 少しでも株の体力回復につながります。
 きれいに咲いたものを切り取って、
 玄関やリビング等に飾るのもいいでしょうね
 でも、花瓶が深いからと言って、5枚葉を2枚以上つけての
 長く切るようなことはしないように・・・

〇整枝(剪定)
 花を咲かせない細い枝、株の内側を向いた枝などを切り取り
 樹形を整えながら全体を1/3くらい切り取ります。
 この作業で、ようい芽に養分が集中してよい花が咲き
 さらに風通しがよくなりますよ

〇水やり
 土は乾ききっています。
 晴天が続けば毎日たっぷりと与えます。

〇薬剤散布
 たった一枚の葉も大切に
 ハダニや黒点病にやられると葉はポロポロと落ちてしまい
 株が元気がなくなります。
 しっかり薬をかけて予防しましょう
 薬は7月をご覧ください

〇肥料
 上旬・中旬には元肥を与えます。
 株周りに牛糞をスコップ1杯、フラワーメーカーなどの
 配合肥料をふたつかみ程度置き、スコップで返しながら
 土と混ぜてください

(ポットローズ 苗木)

摘らいと暑さ対策を

つぼみはすべて摘み取って株の充実を

〇暑さ対策
 ベランダに置いてあるときは、直接置かずに
 すのこなどをを置いて、その上に。
 また、すだれなどで特に西日対策を!
 少しでも涼しく過ごせるように工夫しましょう

〇水やり
 1日に1回の水やりでは間に合わないかも・・・
 それでも、鉢の皿にたまった水は捨てるように

〇薬剤散布
 殺虫剤・殺菌剤・殺ダニ剤をあわせてかけて予防しましょう

〇肥料
 鉢の縁にティースプーン1杯ほどのフラワーメーカーなどの
 配合肥料をおきましょう。

(ポットローズ 成木)

咲きがら取りと整枝

成木になると夏も花を咲かせ続けることができますが、

咲き終わった花は早めに切り取りましょう。

〇整枝
 木バラ・成木と同じ要領です。

〇水やり
 底から流れ出るほどたっぷりかけましょう!
 それでも、1日1回じゃたりないかも・・・
 鉢皿にの水はできるだけ残さないように!
 でも、旅行等で家を空けるときは、
 2〜3日なら鉢皿に水を残すのはやむおえないでしょうね。

〇薬剤散布
 殺虫剤・殺菌剤・殺ダニ剤をあわせてかけて予防しましょう

〇肥料
 鉢の縁にティースプーン1杯ほどのフラワーメーカーなどの
 配合肥料をおきましょう。

(つるバラ 苗木)

シュート処理と病害防除を忘れずに

シュートは大切に来年の開花枝になりますよ

〇シュートの処理
 シュートが出てきているなら、支柱を立てて大切に伸ばして
 おきましょう。切ってはいけませんよ

〇水やり
 乾いたら十分に与えてください。
 根元に静かにかけて、水はねを防いで下さい。
 黒点病の予防につながります。

〇薬剤散布
 殺虫剤・殺菌剤・殺ダニ剤をあわせてかけて予防しましょう

〇肥料
 軽く一握りほどのフラワーメーカーなど配合肥料を
 株のまわりに円を描いてバラバラと与えます。

(つるバラ 成木) 

苗木と同様にシュートは大切に

〇水やり
 乾いたら十分に与えてください。
 根元に静かにかけて、水はねを防いで下さい。
 黒点病の予防につながります。

〇薬剤散布
 殺虫剤・殺菌剤・殺ダニ剤をあわせてかけて予防しましょう

〇肥料
 軽く2握りほどのフラワーメーカーなど配合肥料を
 株のまわりに円を描いてバラバラと与えます。

(オールドローズ 苗木)

シュートが出てきていたら大切に

オールドローズは黒点病に特に弱いので注意が必要ですexclamation×2

〇水やり
 乾いたら十分に与えてください。
 根元に静かにかけて、水はねを防いで下さい。
 黒点病の予防につながります。

〇薬剤散布
 殺虫剤・殺菌剤・殺ダニ剤をあわせてかけて予防しましょう

〇肥料
 軽く一握りほどのフラワーメーカーなど配合肥料を
 株のまわりに円を描いてバラバラと与えます。

(オールドローズ 成木)

定期的な水やりと予防散水で葉を守りましょう

秋に花をつけないものがほとんでです。

7月に返り咲きしたものにきれいな実をつけるものもありますから

無理して花がらを取らなくてもいいです。

四季咲きだけ花がらをとりましょう

〇水やり
 乾いたら十分に与えるのが原則です。
 たまにはスプリンクラーで株全体にかけるのもいいでしょう!

〇薬剤散布
 黒点病にかかりやすいので、発生前の予防が大切です。
 殺虫剤・殺ダニ剤もあわせてなるべく朝のうちに
 済ませましょう!
 日中に行うと、たちまち水分だけが蒸発し
 葉に薬だけが残り、薬害が起きることがあります。

〇肥料
 軽く2握りほどのフラワーメーカーなど配合肥料を
 株のまわりに円を描いてバラバラと与えます。


※バラ 育ててみたい1000種はこちらから

※おススメのバラコレクションはこちらから