バラは春の一番花の咲きがらを摘んだあとの2番花が咲いています。
今年は一番花が早かったので、二番花の盛りを過ぎたところもあるかもしれません。
ハイブリッドティ−はぐっと小ぶりになり、見栄えがしませんが、
フロリバンダやシュラブは それなりの観賞価値を持った花を咲かせますね。
7月のバラ管理のポイントです
( 1 )咲きがら摘み
この時期は雨の日が多いので、2番花は長持ちしません。
放っておくと灰色かび病の温床になりますので、こまめに摘むように心がけます。
3日に一度はできたらやってくださいね。
( 2 ) シュートの処理
中甸まではその発生は盛んです。時々、庭を見回って目につきしだいピンチします。
遅れて箒状に広がってしまったものは下の2本の枝を残して、上を剪定ばさみでカットしましょう。
つるバラ・シュラブのシュートも6月に準じます。
( 3 )病害虫の防除
病害では引き続き.黒点病は発生を見たら局地的にとどめるよう6月同様の処置をします。
うどんこ病にも注意して、発生が止まらないようなら治療薬を変えて交互使用します。
治療剤は散布後の効果を確認するため1週間観察します。
黒星病は黒星の周りが黄色くなってきたら薬が効いていると思われます
うどんこ病はかかった葉のところから元気な新芽が出てきたら薬が効いていると思われます。
効果が認められないなら別のグループの薬剤に切り替えます(ローテーション)。
治療剤としては
トップジンM、サプロール、サルバトーレ
ハンドスプレータイプもあります。
ただ、完全に治療できるかというと難しいと思います。
病気になった葉を中心にかけるだけでなく、大切なのは病気にかかっていない葉にしっかりかけて、
移らないように予防をすることです。
黒星病は葉の裏から入ってきますので、葉の裏にしっかりとかけてやりましょうね。
黒星病もうどんこ病も梅雨が明けるまでの我慢です。
カミキリムシは上甸まで、ハダニは雨が続くとやや収まります。
( 4 )施肥
夏の元肥は梅雨が明けてから施します。
早すぎると夏の剪定前に効いてきて株がやた らに茂り、
秋の生育前に浪費してしまっことになります。
施肥は鉢植えについては6月までと同様に置き肥と液肥を続けます。
( 5 )水やり
梅雨が明けても庭植えのものには不要です。
鉢植えは梅雨明け後からほとんど毎日水やりすることになります。
一日1回で間に合わいようだと、鉢を一回り大きなものに替える必要があります。
鉢増しの方法についてはこちらを見て下さいね
( 6 )除草と清掃
気温が高く、水分も十分ありますので雑草の生育は驚異的になります。
大きくしてからだと労力もかかりますので、早めの除草が大切です。
6月に引き続き株元の清掃を行いましょう。
(出典:日本園芸協会 ローズガーデン講座テキスト)
スコティッシュファミリーのホームページに育ててみたいバラ1000種をアップしました。
こちらから覗いてみて下さいね