バラに関する質問でよく見るのが
「バラを買ってきたけど、鉢植えがいいの?庭植えがいいの?」
「バラの鉢植えは管理が大変そう〜」
「庭植えは水やりの手間が省けてとても楽そう〜」
などなど、鉢植えがいいのか庭植えがいいのか迷うところですね。
そこで、鉢植えと庭植えのメリット・デメリットについてまとめてみました。
ちなみに、スコティッシュファミリーのローズガーデンですが、
全部で70品種くらいのバラを狭い庭に所狭しといわんばり置いてあります(笑)
その理由は、
1.いろんな品種をそろえられる。場所が限られているので庭植えでは数品種が限界。
でも、そろそろ限界です(笑)
2.購入したバラがどのような成長の仕方をするか確認したいからです。
横に広がるのか、上に伸びていくのか、その他に、耐寒性・耐暑性は
香りが強いのか弱いのか、花持ちがいいのか、花が雨に弱くないか
などなど、バラの品種ごとに特徴があるので、
その特性を見てから庭植えにするか鉢植えにするかを判断したいと思っています。
でも、基本的に鉢植えにすると思います。
では、鉢植えがいいのか庭植えがいいのか、その判断の参考にメリット・デメリットをまとめました。
〇鉢植えのメリット
・コンパクトに育てられる。なので、場所が狭くてもたくさんの品種を楽しめます。
(私もこの理由から鉢植えが多いです)
・栽培環境を簡単に変えられる。
これはとても大切です。
なぜなら、バラによっては耐寒性が強いバラ、弱いバラ、
耐暑性(夏の暑さ)が強いバラ、弱いバラなどがあります。
寒冷地では冬の寒さで枯れてしまうバラがあるので、冬は室内に取り入れる必要があります。
耐暑性についても同様です。木陰の涼しい所に移動させる必要があります。
また、栽培中にバラの2大病気の黒星病やうどんこ病が出た場合に
その株を隔離できたりします。
・お気に入りの花が咲いたバラを手元に置いて楽しめます。
〇鉢植えのデメリット
・管理が大変です。
(夏場の水やり、多い時は1日2回必要。一方、庭植えは水やり不要)
・肥料(追肥)の手間がかかる。鉢の場合は土の量も限られているため
定期的に肥料を与えなければなりません。水と一緒に流れ出てしまします。
庭植えは基本的に冬場の元肥だけで大丈夫です。
・鉢増しや用土替えが大変。
成長に合わせて鉢のサイズを大きくする作業(鉢増し)や
冬場に行う植替え(用土変え)が必要です。
なにしろ冬場に行う作業なのでかなりの重労働です。
いずれにしろ、鉢植えは手間がかかるということです。
〇庭植えのメリット
・手間がかからない
水やりは基本的に不要です。よほど晴れた日が続き土が乾燥した場合は水やりします。
・植替えなどが不要
年一回だけ冬場に株周りをスコップで堀って元肥をあげるだけでいいです。
・バラの生長が早く大きく育ちます
(ただし、バラの持つ特性にマッチした場合です)
・バラの品種名が分からなくならない。一度植えれば移植することがないため。
(鉢植えでは名札管理をしておかなければ、品種が分からなくなります。)
〇庭植えのデメリット
・成長が早く大きくなるのでそれなりにスペースが必要です。
・耐寒性、耐暑性によりうまく育たない場合がある。
耐寒性でいえば、弱いバラなら東日本(関東より東9では防寒対策が必要です。
西日本では寒さで枯れることはないと思います。
逆に、西日本では台風対策が必要です。
強い風で倒れないように対策が必要です。
私の鹿児島は台風がくるので、近づいてくると枝をまとめたり支柱を立てたりして
風対策を行います。
・バラに病気(黒星病、うどんこ病)が出た場合、隣の株にも広がったりする。
我が家のローズガーデンは庭植えが17品種、鉢植えは55品種です。
当初、すべて庭植えにしたところ、樹勢の強いバラ(現在、庭に植えているバラ)に
弱いバラが負けてしまい、日が当たらなくなりうまく育ちませんでした。
そこで、鉢植えに移植したところ、今では庭植えしていた時より
はるかに大きくなり、立派な花を咲かせてくれました。
どちらを選ぶかについてはそれぞれのご自宅の環境と
手間をかけられるかどうかに左右されると思います。
なので、明確な解答はないと思います。
自分にあった植え方でバラを楽しんでみて下さいね。
ちなみに、私はバラの苗(新苗・大苗)を購入するのは
楽天市場の「バラの家」からよく購入します。
その理由は、バラの特徴をしっかりと発信しているからです。
この特徴をつかむと管理がやりやすくなります
を見ることができます。
参考にしてくださいね。
スコティッシュファミリーのホームページに我が家のバラ一覧をアップしました。
苗を購入する時の参考にしてくださいね。