鉢植えバラの水やり
バラの根は肥料を吸収する細根と地中に深く伸びる直根で成り立っています。
(なので、バラの鉢は深い鉢が適しているのです)
直根は乾燥時に地下から水分をくみ上げる役割があります。
地植えのバラには水やりは必要ありません。
よほど乾燥しないかぎり水やりしなくても立派に育ちますよ。
でも、鉢植えのバラは別です。
1.鉢植えの水不足は枯死を招く
鉢植えにとって水は最大の生命線です。
肥料は多少不足しても枯れることはありませんが
水の不足は即枯死につながります。
水やりのポイントを書きますね
2.乾いたらやる
水は乾いてからやるのが原則です。
鉢上がいつも過湿の状能では根が勢いよく伸びません
表面の土が白っぽく乾いたら水をやります。
でも、なかなかタイミングよく水やりができるとは限りませんよね。
特に、日光や熱で土が乾燥しやすい夏場などは、
鉢の表面の湿り具合をずっとチェックするのって大変です。
また、仕事していると、とてもじゃないけど乾いたら水やりすること自体が不可能に近いです。
そんな時は多少湿っていても水やりしましょう。
乾燥して枯死するよりは過湿状熊の方がまだ安全だからです。
水やりの量ですが、鉢底から流れ出るまでやります。
これをすることによって土中の空気が新鮮なものに入れ替わります。
バラの根は乾、湿が交互に繰り返すのを好むものです。
私も、水やりのタイミングは苦労しています。
鉢の表面は乾いていても、中はまだ湿っていることもありますからね。
なので、私は鉢の表面の乾き具合と、
バラの株全体を見て、新芽や蕾に元気がなくなったら水やります。
水不足は真っ先に新芽や蕾にサインが出ますからね。
3.やる時間はどちらかといえば朝の方がよい
さて、水をやる時間は朝の方がよいか、夕方の方がよいかについては、
「どちらでも一緒じゃない か!」と思う人が多いのですが、これが実はかなり違うのです。
特に夏場の晴天続きの状態では、朝やると飽和状態からいきなり強い日射と気温の上昇により
土の表面と葉面から水分が急速に蒸散して、
土中の水分はどんどん減っていき、日没 からは日射がなく、
気温も下がって蒸散が少なくなった状態が続いて朝を迎えます。
これに対してタ方やった場合は、飽和状態からゆっくり蒸散していって、
朝を迎えてから 急激な蒸散が始まり、夕方に至ります。
要するに過湿の状態の時間がタ方やる方が長いの です。
バラは過湿をあまり好まないので、どちらかといえば朝の方がよい
ということになります。
朝早起きして、まずはバラに水やりして仕事に行けばいいのです。
4.水のかけ方について
株の上からではなく鉢土に直接やさしく水をやります。
大事なことは株の上からではなく鉢土に直接水をやることです。
中には、涼しいだろうと思い、葉にも水がかかるようにやる方もいるでしょうが、
これは禁物です。
黒点病の原因となるからです。
また、勢いのある水量で根元にやるのもダメです。
ホースで直接株元に優しくやるようにしましょう。
なぜなら、強い水流でやると株元の土が飛び散って下葉に泥がついたり
(光合成を妨げる事にもつながります)
鉢の土が強い水流で拡販されて肥料の養分が流れ出したりします。
ホースの水を株元に、鉢全体に回すようにやるようにしましょう。
そうすることで、鉢全体に水が行き渡り、
鉢の中の新鮮な空気と入れ替わることになるからです。
※鉢にさすだけで水やりのタイミングがわかる「サスティー」はこちら
※スコティッシュファミリーのホームページに我が家のバラ一フォトギャラリーをアップしました。
こちらから覗いてくださいね。