バラの新苗の鉢増しについて 新苗で注意するポイントとは!
新しい品種を増やす絶好の時期ですね。
我が家もいくつか欲しかった苗を購入しました。
さて、新たにお迎えしたバラの新苗ですが、
うまく管理しないとせっかくお迎えしたのに枯らしてしまっては元も子もありませんよね。
新苗は植え付けてから、ぐんぐん生長して
1か月半ほどで鉢が小さくなります
また、生育期に購入した花つきの株は流通コストの関係で
ギリギリの大きさの鉢に植えられているので、
なるべく早く植え替える必要があります。
新しい鉢の大きさは一回り(5号⇒6号)、7号⇒ 8号)大きくするのでは根鉢と鉢との
空間が狭く鉢土が入りにくいので、二回り( 5 号 → 7 号 、6号⇒8号、7号⇒9号り)大きくします。
植える要領は「バラの鉢植えの土替えについて」を参考にしてくださいね。
なお、夏場に水やりが一日1回で済まない場合は、株に比べて鉢が小さいことが原因なので 、
同様に鉢を大きいものに替えてやりましょう。
さて、新苗を植え替える場合に注意するポイントがあります。
1.新苗についている支柱ははずさない。
大きめの鉢に植え替えるときに、ついつい支柱を抜いてしまうことがあります。
これはNGです。
どんどん生育しているとはいえまだまだ枝は細く、また、接ぎ木した部分は弱いです。
なので、ちょっと強い風で折れることがあるからです。
秋までは支柱はそのままにしておきましょう。
2.切り戻さない。
生育が進む新苗の枝は切り戻しません。
バラは枝や根に養分をためているので、その枝を切ってしまうことで
その後の生育に悪影響を及ぼします。
新苗については樹形を気にせずに自由に大きくさせてやることが大切です。
特に樹勢が弱い品種は気を付けましょう。
新苗を栽培する場合は長いスパンで樹形も含めて考えてやることです。
まずは、どんどん大きくさせて元気な苗にすることですね!
3.接ぎ木部分のテープをはざさない
新苗はまだ接ぎ木部分がまだ弱いので接いでいるテープは1年間はそのままにしておきましょう。
なので、鉢増しをするときに、新苗をポットもしくは鉢から抜くときは、
元木を持って抜きましょう。
新しい枝を持って抜こうとすると、接ぎ木部分が取れたり折れたりする場合があるので
注意が必要です。
(参考:日本園芸協会ローズガーデン講座テキスト、バラの家 バラ塾)
スコティッシュファミリーのホームページにかのやバラ園のバラフォトギャラリーをアップしました。
こちらから覗いてください。バラの苗の購入の参考にしてくださいね。