「殿堂入りバラ」とは世界40か国が加盟する世界バラ会連合が3年に一度開催する世界バラ会議において、「世界中で愛されている名花」に選出されたバラの品種です。その選出の基準は「世界中のどの環境でも育てやすい」「多くの国で長く愛されている」「人類普遍の美意識」で、この3つの基準をもとに投票によって決められ、大会で発表されています。第3回の1976年イギリス・オックスフォード大会で‘ピース’が選ばれて以来今大会まで、18品種が「殿堂入り」しています。
野球界でも殿堂入りというのがありますが、バラの世界は3年に1回の会議で選出されるわけですから、とても狭き門だと思います。
【これまで「殿堂入り」した品種】は次の通りです
1976年第3回オックスフォード大会(イギリス) ピース(仏メイアン)
1978年第4回プレトリア大会(南アフリカ) クィーン エリザベス(米ラマーツ)
1981年第5回エルサレム大会(イスラエル) フレグラント クラウド(ドゥフト ボルケ)(独タンタウ)
1983年第6回バーデンバーデン大会(ドイツ) アイズバーグ(独コルデス)
1985年第7回トロント大会(カナダ) ダブル ディライト(米スイム)
1988年第8回シドニー大会(オーストラリア) パパ メイアン(仏メイアン)
1991年第9回ベルファースト大会(イギリス) パスカリ(ベルギー レンズ)
1994年第10回クライストチャーチ大会(ニュージーランド)ジャスト ジョーイ(英カント)
1997年第11回 ベネルクス三国大会 ニュー ドーン(米アメリカ ドリール/サマーセット・ナーセリー)
2000年第12回ヒューストン大会(アメリカ) イングリット バーグマン(デンマーク ポールセン)
2003年第13回グラスゴー大会(イギリス) ボニカ‘82(仏メイアン)
2006年第14回大阪大会(日本) エリナ(英ディクソン)
2006年第14回大阪大会(日本) ピエール ドゥ ロンサール(仏メイアン)
2009年第15回バンクーバー大会(カナダ) グラハム トーマス(英オースチン)
2012年第16回ヨハネスブルグ大会(南アフリカ) サリー ホルムズ(英ホルムズ)
2015年第17回リヨン大会(フランス) カクテル(仏メイアン)
2018年第18回コペンハーゲン大会(デンマーク) ノック アウト(米ラドラー)
バラ栽培を始めたいけどどんなバラを選べばよいかわからないという方、
まずは、殿堂入りしたバラから始めてみてはいかがでしょう?
殿堂入りバラは丈夫で育てやすく、そして何よりも美しいバラなので、初心者にピッタリですよ!
次回からは殿堂入りしたバラたちを紹介していきますね\( 'ω')/
#殿堂入りバラ #世界バラ会連合